
●那覇→道の駅許田(恩名村)→国頭村(沖縄県)→辺戸岬→本部港
▽やんばるの森・沖縄県国頭村(99)
5月20日天気は晴れたり曇ったり、この天気ならば国頭(くにがみ)村の海岸沿いにあるキャンプ場で泊まろう。そう思って走っていると10時ごろから黒い雲が広がりはじめ、10時15分ごろ雷がなって雨が降り出す。バス停だったような建物があったのでそこで雨宿り。道路を挟んで斜前にはコンビニがある。一向にやみそうにない。少し早いがコンビニで弁当を買って食べていると、正午ごろ雨がやんで太陽が射してくる。すぐに再スタート。ところが1時間もしないうちにまた雨だ。バス停で雨宿り。15時ごろ雨がやみそうにないので、あきらめて雨仕様に整え恩名村の道の駅許田(きょだ)まで走る。30分ほどで到着。ここから自転車で30〜60分のところの名護に昨年泊まった宿がある。雨がやんだらそこまで走ろう。そう思って自宅や友人に泡盛を飲みながらメールを打っているといつの間にか雨がやみ太陽が射してくる。時間は16時30分。名護まで走ろうかまよったが、泡盛を飲んで走るのが面倒なのでそのまま道の駅に泊まることに。走行距離62.37km。
5月21日、朝からよく晴れている。先ず国頭村役場へ。企画商工課主任の前田さんから資料をいただき説明を受ける。国頭村は村の面積の大部分が山林原野で、奥深い緑の国有林等にヤンバルクイナ等が生息する国指定天然記念物の宝庫。平成19年3月森林セラピー基地に認定され、森林セラピー認定地では唯一の亜熱帯林で、国内でも類いまれな生物多様性をもち、世界的にも注目されているという。ヤンバルクイナについて尋ねると、今の時期が繁殖期で、夜明けから早朝6時ぐらいの時間帯によくみられるが昼間はほとんど見られないという。今回は諦め、次の機会には、よく現れるという場所にテントを張って、必ずみたいと思う。役場のあと、辺戸(へど)岬、ヤンバル展望台、野生生物保護センターへ行く。天気もよく、交通量も名護から北は極端に少ない。海の色はエメラルドグリーン。やっぱり天気がよいと気分も最高。国道58号のシーサイドルートを走って辺戸岬へ。辺戸岬からは天気がよいので遠くに鹿児島県の与論島が見える。ただとにかく暑い、熱射病にならないように、30分おきぐらいごとに水分をとりながら走る。辺戸岬からは国道58号、449号で明日奄美大島へフェリーで渡るため本部(もとぶ)港へ。本部港では宿の情報が解ると思ったが、今日の船の発着が終わりドアが閉まっている。港の前の食堂で宿のことを尋ねると、安い宿が近くにあるといい電話までしてくれる。本当に親切な人たちに出会いイイ旅を続けることができた。沖縄最高!走行距離128.42km。



写真は国道58号にあったヤンバルクイナを交通事故から守ろうという看板、ヤンバルクイナ展望台、辺戸岬から見た与論島、野生動物保護センター。
鹿児島行のフェリーのなかで、沖縄タイムスを読んでいると、先日久米島で取材を受けた記事が写真入りで載っていました。「自転車で交流を楽しむ にほんの里100選めぐる」というタイトルです。