里ニュース



[2010-02-15]


 根羽村の看板は、愛知県境の国道153号沿いに今年1月に設置された。縦4メートル、横は3メートル。特産の根羽スギを使い、中央に村内の観光地図をあしらった。太陽光発電装置もあり、夜間は発光ダイオード(LED)が点灯する仕組みだ。
 一方、上村下栗の看板は、国道152号から下栗地区へ向かう市道の入り口に昨年10月に立てられた。高さ2〜2・5メートルのコンクリート柱3本を樹木風に加工した。ここから下栗地区へは車で30分ほどで行けるという。(平林敬一)
 =2月9日付け長野版から




[2010-01-29]


 三富新田は1694年から3年がかりで、川越藩主・柳沢吉保の命で開拓された約1400ヘクタールの畑作新田で、上富(三芳町)と中富、下富(所沢市)からなる。短冊状に区割りされた土地に、屋敷、耕地、雑木林が配置されている。
 「三富開拓地割遺跡」として県旧跡に指定され、2009年には「にほんの里100選」(朝日新聞社、森林文化協会共催)の一つに三富新田が選ばれている。
 県と三芳、川越、所沢、狭山、ふじみ野の5市町で巡回文化財展やウオーキングを開催。今回の写真展は「河岸道と大井宿を歩く」をテーマにした昨秋のウオーキングで、多福寺本堂や大井宿本陣、農作物を舟で江戸に運んだ新河岸川へ続く河岸道などを背景に歩く参加者の様子などを写した27点を展示している。
 写真展は1月下旬以降、ほかの4市でも開かれる。
 (1月22日付け埼玉版から)





[2010-01-29]


 アサヒビールは昨年、「スーパードライ」のビール1本につき1円分を都道府県の里山保全や環境保護団体に寄付するキャンペーンを繰り広げ、黒川の里山の映像もテレビCMで流した。同社が県緑化推進協会に寄付したうちの300万円が黒川地区に分配され、植林の資金となる。
 黒川地区では菊炭生産に携わる農家が、今は1戸のみになった。「良質な菊炭生産の明かりをともし続けるためにクヌギの森を増やし、地域の活性化にもつなげよう」と計画を決めた。
 植林場所はエドヒガンの群生地近くの雑木林。昨年末に現場を調査し、地区住民が手弁当で山道の拡幅工事に参加した。植林への参加者は公募する予定だ。問い合わせはひょうご森の倶楽部(078・321・0049)へ。
 一方、31日の見学会(参加募集はすでに終了)には100人が参加し、県立人と自然の博物館の服部保氏の講演を聴き、炭焼き現場や植林予定地を回る。
 (1月26日付け兵庫版から)



[2010-01-22]


 指定の対象は、紡織用具513点と製品219点。昭和40年代まで実際に作られていた「藤織り」や、木綿や麻の布を再利用して作る「裂き織り」、麻の繊維をとるための道具「ムシオケ」、海女が海藻を入れる袋「スマブクロ」、防寒用の仕事着「サックリ」などが指定される。
 丹後藤織り保存会の楠八千代会長(64)は「綿の育たない山間部で、木のツルまで衣類に作り替える里山の知恵が詰まった藤織りの魅力を、全国的に知って頂くことができる」と喜んだ。今春、藤織りの里の上世屋の廃校を改修して製品や工程を紹介する交流施設が完成するという。
 府立丹後郷土資料館は、丹後地方の伝統的な紡織資料を収集。1990年に府有形民俗文化財の指定を受けていた。
(1月16日付け京都版から)




[2010-01-15]



 上関町祝島に残る練り塀を、広島工業大学(広島市)の学生と地元住民たちが協力して延べ80メートルにわたって修復、伝統の建築美がよみがえった。練り塀は石と土、漆喰(しっくい)で固めた塀で住宅の壁などになり、風や火からも守る役目をする建築構造物。見た目も美しいが、傷んだのを修復する人手が少なくなっているのを知り、環境などを学ぶ学生や研究者らがボランティアを買って出た。(三輪節生)

 修復作業を進めたのは、2001年から練り塀研究で祝島に通う同大環境学部の森保洋之教授(建築・都市計画論)のゼミ生ら約20人と祝島の橋部好明町教育委員長ら有志。昨年夏から取りかかり、昨年末まで4回に分けて4戸の練り塀を塗り直した。
 橋部さんによると、伝統の漆喰の代わりにモルタルで修復した塀は一部がひび割れ、傷みがひどかったという。このためモルタルをはがして改めて漆喰を塗る作業を繰り返した。時には地元の小学生も手伝った。漆喰の費用は国土交通省の外郭団体からの補助金を充てるという。
 完成した練り塀は厚さ50センチ余り。高さ2メートルを超えるのもある。漆喰や土が湿気を吸収するため夏は内部が涼しく、冬は寒風を遮る。橋部さんによれば、以前は島内の約500棟に練り塀が見られたが、現在は約200棟。これだけまとまった数の住宅に練り塀がある例は祝島が国内有数とされ、民俗行事「神舞」の存在もあって祝島は09年に朝日新聞社などの「にほんの里100選」に選ばれている。ただし、島民の高齢化が進み、保存対策が課題という。
 森保教授は「韓国などにも練り塀があるが、練り塀が狭い道の両側に連なっている例は国内ではほかになく、美しい」と祝島の練り塀を評価。「文化財の価値があり、地域再生の資源にもなる」と語っている。
 (1月6日付け山口版から)


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