福浦(ふくうら)青森県)

山迫る漁村、歌舞伎伝承

ウニ、タコなどの漁を山迫る港で営み、鎧(よろい)張りの平屋建て住宅が集まる。方言のまま伝わる歌舞伎の歴史は、100年を超す。

  • 交通:むつ市街地から車で80分/JR大湊線下北駅から佐井までバスで約120分,さらに福浦まで車で30分
  • 特産:海産物、ヒバ製品
  • 食事:ぬいどう食堂 0175-38-5865/仏ヶ浦ドライブイン 0175-38-5825
  • 直売:スーバニアハウス(津軽海峡文化館アルサス内)0175-38-2246/手づくりマート0175-38-4555/リフレッシュセンター「鱈の里」0175-44-3252
  • 関連ウェブサイト:佐井村観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年03月03日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年3月号から

漁村歌舞伎120 年の伝統
 
 佐井村は、マグロ漁で有名な大間町の南隣の村だ。福浦地区は、津軽海峡にまさかりのような形に突き出た下北半島の西岸、刃の部分の中ほど。厳しい気候と自然の漁村に、120 年以上受け継がれてきた歌舞伎文化がある。

毎年3月に特別上演される福浦の歌舞伎。2015年の舞台より(朝日新聞)

毎年3月に特別上演される福浦の歌舞伎。2015年の舞台より(朝日新聞)


 
 「福浦の歌舞伎」。明治中期、上方役者の中村菊五郎・菊松夫妻が当地を訪れた際、地元の人々に歌舞伎を教えたのが始まりとされている。初演は1890(明治23)年。1984 年に青森県の無形民俗文化財に指定された。
 
 毎年3 月下旬に特別公演があり、県内外から大勢の観客が詰めかける。「義経千本桜」「一ノ谷嫩(ふたば)軍記」「忠臣蔵」などの演目が上演され、1999 年に完成した「歌舞伎の館」が華やぐ。
 
(グリーンパワー2016年3月号から転載)

2012年06月26日

福浦の歌舞伎

明治時代に上方の役者によって伝承され、100年以上の歴史をもつ「福浦の歌舞伎」は、長い間人々に愛され、守られてきた伝統芸能で、青森県無形民俗文化財の指定を受けている。4月10日に行われる稲荷神社の例祭のほか、春を迎える3月頃に地元「歌舞伎の館」で上演される。

(投稿・佐井村)

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