奥明日香(おくあすか)奈良県

よみがえれ飛鳥原風景

飛鳥川の源流域。稲淵は棚田が美しく、栢森(かやのもり)では川と農地と雑木林が混在する原風景を取り戻す活動が続く。神事なども受け継ぐ。

  • 交通:南阪奈道路葛城ICから車で40分/近鉄吉野線飛鳥駅から周遊・循環バスを乗り継ぎ30分
  • 特産:古代米
  • 食事:農村レストラン 夢市茶屋(石舞台公園を眺めながら)0744-54-9450/奥明日香さらら 0744-54-5005
  • 直売:あすか夢販売所(古代米、野菜、果物)0744-54-5670
  • 宿問い合わせ:明日香村役場総務課 0744-54-2001
  • 関連ウェブサイト:飛鳥観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

61. 奥明日香

2015年12月08日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2015年12月号から

ほっと安らぐ田園景観
 
 高松塚古墳やキトラ古墳、石舞台古墳など古代史を彩る貴重な遺跡群を抱える明日香村。村内を流れる飛鳥川の源流域にあるのが「奥明日香」。稲渕(いなぶち)、栢森(かやのもり)、入谷(にゅうだに)の3地区から成る。
 
 村全体が歴史的景観保全のための明日香村特別措置法(1980年施行)による厳しい建築規制を受ける。高い建物がなく、訪れる人は、ほっと心安らぐ田園風景に包まれる。奥明日香3地区を中心とした「奥飛鳥の文化的景観」は、国の「重要文化的景観」にも選ばれた。
 
 地域の女性グループが2008年、古民家を活用し郷土料理店「奥明日香さらら」を開いた。「さらら」は持統天皇の名前から取った。地元産の黒米や旬の食材で作る「さらら膳」が人気だ。
 
(グリーンパワー2015年12月号から転載)

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