橋立町(はしたてまち)石川県

船板を使った住宅群

北前船の船主の集落。地元の砂岩を切り出した精巧な石垣の上に、船板を外壁に使った豪華な屋敷。船板にはフナクイムシの穴も。

  • 交通:JR北陸本線大聖寺駅から車で10分/小松空港から車で25分
  • 食事:栢野大杉茶屋(歴史800年の草だんご屋)0761-78-5489/せせらぎの郷 0761-46-1919
  • 宿問い合わせ:加賀市観光協会 0761-72-0600

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2017年06月01日

ガイド にほんの里100選 グリーン・パワー2017年6月号から

橋立町1

●北前船主らが暮らした町並みが残る(朝日新聞)

船板を使った住居群

 

江戸から明治にかけての時代に、日本海岸を経由して北海道と上方をつないだ北前船。富を築いたその船主ら の屋敷が残る丘陵地の集落だ。建物や塀は縦板張りで、船の古材が再利用されている。それに加えて、青みがかった笏谷石(しゃくだにいし)の石垣や石段、赤褐色の瓦が特徴的な街並みを生み出している。2005 年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、街並みの保存会も活動する。

 

 

1876(明治9)年に船主の酒谷長兵衛により建てられ、オエと呼ばれる30 畳の大広間などがある屋敷は現在、北前船の里資料館(0761・75・1250)として公開されている。8寸(約24cm)角のケヤキ材の柱など最高級の建材が使われ、船主の豊かな暮らしぶりがうかがえる。

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