豆酘(つつ)長崎県

赤米の神事を継承

島最南端の集落。海士(あま)による潜水漁や赤米の栽培・神事など、古い文化を残す。里山を利用した養蜂や在来種ソバの栽培も盛ん。

  • 交通:福岡都市高速道1号線築港ICから車で数分あるいはJR博多駅からバス15分で博多港フェリーターミナルへ、厳原港までフェリーで280分・ジェットフォイルで135分、厳原港から豆酘まで車で55分
  • 特産:赤米、ソバ、蜂蜜
  • 食事:美女塚山荘・茶屋(山荘庭園) 0920-57-1740
  • 直売:生産者直売所「ふれあい市場」0920-58-0002
  • 宿問い合わせ:対馬観光物産協会 0920-52-1566
  • 関連ウェブサイト:対馬観光物産協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2017年08月25日

ガイド にほんの里100選 「グリーン・パワー」2017年9月号から

豆酘赤米

●赤米を収穫する「抜穂祭」 (朝日新聞)

残る昔ながらの習俗

 

国境の島、対馬のほぼ南端部に位置する集落だ。港町として古くからの歴史を有するが、中心市街地である厳原(いづはら)などに比べると外との交流は限られていたため、昔ながらの習俗や方言が残ってきた。

 

その代表が国の無形民俗文化財となっている「赤米行事」。旧暦1月10 日の夜に、赤米が入った俵を当番の家が受け継ぐ「頭受け」のほか、田植えや稲刈り、餅つきなど1年を通して様々な行事をこなす。かつては多くの家で順送りに実施したが、今も継承しているのは1軒のみとなり、収穫作業に多くの市民が加わるなど存続に向けた動きが見られる。

 

里山を利用したニホンミツバチの養蜂や在来種ソバの栽培なども盛ん。豆酘崎は海と空とを一望できる景勝地だ。

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