里川(さとかわ)高知県

四万十支流の谷を一望

「最後の清流」と呼ばれる四万十川支流域の山間の奥まった里。急斜面にへばりついた石垣の集落で、谷あいを一望できる隠れ里。

  • 交通:高知道須崎東ICから車で100分/予土線土佐大正駅から車で15分
  • 特産:鮎を中心の川魚、栗焼酎
  • 食事:道の駅 四万十大正「であいの里」0880-27-0088/道の駅 四万十とおわ「とおわ市場」0880-28-5421
  • 直売:道の駅 四万十大正「であいの里」0880-27-0088/道の駅 四万十とおわ「とおわ市場」0880-28-5421
  • 関連ウェブサイト:四万十町観光協会

※ 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。

※ 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。

2016年11月22日

里川橋

里川DSCN7130

●四万十川に架かる里川橋

四万十川の流れに近い高台の集落が里川です。その入り口にかかっているのが里川橋で、高知県内に多い沈下橋(ちんかきょう)の一つとして知られています。沈下橋は普段水が流れている水路の部分にだけ架けられ、増水時には水面下に沈んでしまう橋です。ですから、その特徴としては、橋に欄干がない(あっても簡易なもの)ことがあげられます。増水時に流木などが引っかかり、橋が壊れたり水がせき止められたりするのを、できるだけ防ぐための工夫だと言われています。山間部の生活路として設けられてきた沈下橋も、大きな橋が架けられるようになって各地で姿を消しつつありますが、最後の清流と言われる四万十川には、まだ例外的に多くの沈下橋が残っています。里川橋の上下流でも、趣のある沈下橋の風景が楽しめます。(森林文化協会)

2016年08月02日

ガイド にほんの里100選 グリーンパワー2016年8月号から

谷間にひっそり隠れ里
 
 高知県西部にある四万十町。「最後の清流」と呼ばれ、沈下橋がシンボルの四万十川は、豊かな水量を保ち、山深い谷を抜けて太平洋へと注ぐ。
 
 里川は、その四万十川に清水を供給する支流に沿ってひっそりとたたずむ集落。訪れる人は「この先に人里があるのだろうか」といぶかしく思いながら進み、ようやくたどり着く。森と田園の緑に包まれた隠れ里だ。
 
 米、みそ、麦、コンニャク、白菜や大根などの漬けもの……と、最小限必要な食べ物は自給。人々は、お互い助け合って暮らしてきた。有り余るモノに囲まれた現代の都市住民が忘れている「生きる上で一番大切なもの」に気付かせてくれる、かけがえのない小さな里である。
 
(グリーンパワー2016年8月号から転載)

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